数値予報研究開発プラットフォーム(気象庁)

第13回気象庁数値モデル研究会

内容:

近年の気象災害を振り返ると、2020年には線状降水帯が複数の地域で局地的・集中的に長時間継続したことなどによる河川氾濫や土砂災害が多発して広い範囲で顕著な被害をもたらした令和2年7月豪雨が発生し、2019年には、暴風等による甚大な被害をもたらした令和元年房総半島台風や広い範囲における記録的な大雨による河川氾濫などで甚大な被害をもたらした令和元年東日本台風など、豪雨と台風による災害が相次いでいます。

気象庁は「数値予報モデル開発懇談会」において、最新の科学的な知見に基づくご検討をいただいて2018年10月に「2030年に向けた数値予報技術開発重点計画」を策定しており、この中では、重点目標として豪雨防災と台風防災が取り上げられており、また、これに向けて連携を推進していくことが示されています。

2019年に開催した「数値予報モデル開発懇談会」において、連携を推進するためには、気象庁としての課題を研究課題として結びつける(マッチング)ためのブレーンストーミングが重要とのご意見をいただきました。

前回の研究会(2019年5月)では豪雨防災と台風防災について意見交換を行いましたが、今回の研究会では、気象庁側から気象庁としての課題をより掘り下げて紹介した後、マッチングのためのブレーンストーミングとしての意見交換を行いたいと考えております。

多くの方々のご参加と活発なご議論をお願いいたします。

プログラム:

0(13:30--13:50)
開催挨拶
多田英夫(気象庁総務部)
趣旨説明 (講演資料、約1.6MB)
石田純一(気象庁情報基盤部数値予報課)
1(13:50--14:05)「これまでの経緯の振り返り」(講演資料、約1.9MB) 佐藤芳昭(気象庁情報基盤部数値予報課)
2(14:05--14:20)「台風防災における全球モデルの課題」(講演資料、約2.6MB) 米原仁(気象庁情報基盤部数値予報課)
3(14:20--14:35)「台風防災における全球同化の課題」(講演資料、約0.5MB) 木南哲平(気象庁情報基盤部数値予報課)
4(14:35--14:45)「台風防災におけるメソモデルの課題」(講演資料、約2.0MB) 沢田雅洋(気象庁情報基盤部数値予報課)
休 憩 (14:45--14:55)
5(14:55--15:15)「豪雨防災におけるメソモデルの課題」(講演資料、約2.0MB) 松林健吾(気象庁情報基盤部数値予報課)
6(15:15--15:30)「豪雨防災に向けたメソ同化の課題」(講演資料、約1.1MB) 秋元銀河(気象庁情報基盤部数値予報課)
7(15:30--15:45)「衛星データ利用の課題」(講演資料、約2.9MB) 太田芳文(気象庁情報基盤部数値予報課)
8(15:45--16:00)「レーダーデータ利用の課題」(講演資料、約5.2MB) 幾田泰酵(気象研究所)
休 憩 (16:00--16:10)
総合討論 (16:10--17:30)