数値予報研究開発プラットフォーム(気象庁)

第1回気象庁数値モデル研究会asuca分科会

内容:

気象庁では、気象学の分野で用いられているさまざまな数値予報モデルに関する情報交換の場として気象庁数値モデル研究会を平成17年より開催しており、昨年度までに13回実施しました。令和3年1月の前回(第13回)は気象庁と大学等研究機関のマッチングのためのブレインストーミングの場として、気象庁の開発者が開発課題について紹介する場としたところです。昨年度、このような概要的な話題紹介の取り組みを行ってきたところ、今後はより深い議論を行うことが望ましい旨、一部研究者から要望をいただきました。

その後令和3年3月の第5回数値予報モデル開発懇談会で、数値モデル研究会の分科会を分野ごとに設置して、より深い議論をすることを提案し、懇談会の先生方にご賛同いただきました。

これらのことを踏まえ、気象庁のメソ及び局地数値予報システムで利用されている数値予報モデルasucaに関する議論を行うことを目的とし、「気象庁数値モデル研究会asuca分科会」を開催します。参加は自由ですが、asuca等で利用されている物理過程についての深い議論を忌憚なく行う場としますので、数値予報に関する専門的な知識がない場合、議論についていくことが困難と思われます。あらかじめご承知おきください。

プログラム:

13:05--13:10
開催挨拶
第一部:乱流過程及び境界層過程について
13:10--13:40asucaの境界層過程・乱流過程について北村祐二(気象庁情報基盤部数値予報課)
13:40--14:00NICAMの乱流過程について大野知紀(海洋研究開発機構)
14:00--14:20SCALEの乱流過程について西澤誠也(理化学研究所)
14:20--15:00
討論
休 憩 (15:00--15:10)
第二部:雲物理過程について
15:10--15:40MSM2003で導入された雲物理の改良沢田雅洋(気象庁情報基盤部数値予報課)
15:40--16:00NICAMの雲物理過程について清木達也(海洋研究開発機構)
16:00--16:20SCALEの雲物理過程について佐藤陽祐(北海道大学)
16:20--17:00
討論
次回会合について(17:00--17:10)
閉会(17:10--17:15)