気象庁の数値予報システムでは、晴天域における放射輝度温度やGNSS掩蔽観測で得られる大気屈折角を常時シミュレートして、 データ同化に活用している。また、これらのデータをデータ同化に用いるばかりでなく、 モデル予報値の検証に用いる取り組みも始まってきている一方、気候モデル向けに開発された雲観測衛星シミュレータ統合パッケージCOSPや、 東京大学やJAXAが中心に開発に取り組んでいるJoint Simulatorを数値予報システムの検証に用いる動きもある。
本会合ではこれに関する国内の動向について確認し、今後の数値予報結果の検証の高度化につなげていきたい。
横手 嘉二(気象庁総務部) | ||
1(13:40--14:10). | 数値モデルと衛星シミュレータによる連携研究(講演資料、約3MB) | 佐藤 正樹(東京大学 大気海洋研究所) |
2(14:10--14:40). | 衛星データシミュレータが拓く可能性と課題(講演資料、約2MB) | 増永 浩彦(名古屋大学 地球水循環研究センター) |
3(14:40--15:10). | 衛星データと衛星シミュレータSDSUにより示された雲解像モデルCReSSにおける雲氷の数濃度に関する問題点(講演資料、約2MB) | 篠田 太郎(名古屋大学 地球水循環研究センター) |
4(15:10--15:40). | 衛星データシミュレータJoint-Simulator を用いた気象庁メソモデル・局地モデルの雲の検証(講演資料、約2MB) | 原旅人(気象庁予報部数値予報課) |
5(16:05--16:30). | 衛星観測シミュレータCOSPを用いた気象研気候モデルMRI-CGCM3の雲の検証(講演資料、約3MB) | 神代 剛(気象研究所 気候研究部) |
6(16:30--16:55). | 高速放射伝達モデルRTTOVを使った衛星観測データの同化(講演資料、約1.5MB) | 岡垣 晶(気象庁 予報部 数値予報課) |
7(16:55--17:20). | 気象衛星ひまわりの品質評価における衛星シミュレータの利用(講演資料、約1MB) | 村田 英彦(気象衛星センター データ処理部) |
佐藤 芳昭(気象庁予報部数値予報課) |