第11回気象庁数値モデル研究会(終了しました)

内容:

数値予報は,日々の天気予報や防災気象情報の発表に必要不可欠な基盤技術となっており,近年,集中豪雨や台風等による被害の相次ぐ発生や,IoT等の技術の進展による気象データの利用拡大等により,その予測精度向上への期待は益々高まっています.こうした状況のもと,気象庁では,数値予報モデルの飛躍的な精度向上を目指す取り組みを進めています.その一環として,大学等研究機関が持つ最新の研究成果や知見のより積極的な活用を図るため,大学等研究機関の専門家による「数値予報モデル開発懇談会」(会長:新野 宏 東京大学大気海洋研究所客員教授)を平成29年から開催しています.

今回の研究会では,気象庁側から現在検討を進めている今後10年程度を展望した数値予報モデル開発の考え方を紹介するとともに,研究コミュニティ側で実施している先端的な研究の現状を共有頂くことで,台風・集中豪雨予測を中心に今後の現業数値予報モデル開発及びこれに関連する研究のあるべき方向性について意見交換を行いたいと考えております.多くの方々のご参加と活発なご議論をお願いいたします.

プログラム:

0(16:00--16:10)
開催挨拶・趣旨説明(講演資料、約0.7MB)
長谷川昌樹(気象庁総務部企画課)
1(16:10--16:40)「台風・集中豪雨予測に関する現業数値予報モデルの課題と技術開発の方向性」(講演資料、約1.4MB)本田有機(気象庁予報部数値予報課)
2(16:40--17:10)「台風の予測精度向上に資する先端的研究の現状」(講演資料、約6.4MB)伊藤耕介(琉球大学)
3(17:10--17:40)「豪雨の予測精度向上に資する先端的研究の現状」(講演資料、約7.3MB)清水慎吾(防災科学技術研究所)
総合討論 (17:40--18:30)